何でも研究所

Anything lab



六十の手習い


先日、定年前の最後のボーナスを貰ったので、小遣いで何かを買おうかと考えていたのだが、色々考えた結果、以下の物をネットで注文した。

Rolandのウインドシンセ(サックスのシンセサイザ版)と言う電子楽器だ。

私は、昔々、ジャズオルガンを習っていて、その後、大学を卒業して、このローランドと言う会社に初めて入社した。その後、シンセサイザ等の電子楽器を開発した。

その話は、また改めて書きたいと思う。

ローランドを辞めた後は、仕事も忙しく、周りに楽器を演奏する仲間も居なかった事もあり、ずっと音楽とは縁の無い生活だった。

今年で60歳になるのに合わせて、このブログを始めたわけだが、また昔に戻って楽器でも演奏してみようと思った。

家には電子ピアノもあるが、ピアノはその場所に行かないと練習や演奏ができず、手軽な楽器ではない。なので楽器に触れることが少なくなった。時間の合間に、どこでも練習できるもので、何か新しい物にチャレンジしようと思い、このウインドシンセを注文した。

昔、楽器をしていたので楽譜は読めるが、管楽器等は演奏したことが無い。

このAerophoneと言うウインドシンセは、運指(楽器のキーの配列にそった指使いのこと)がサックスになっている。中学の音楽ではリコーダは経験しているが、得意では無かった。

このAerophoneの運指はサックスと同じなので、違う運指となり、演奏するためには最初から練習する必要がある。

しかし、新しい運指を覚えるのもボケ防止になるだろう。

なので、六十の手習いなのだ。

最初にウインドシンセを購入した時は、一応ネットで調べて、YAMAHAとAKAIとRolandの3種類のウインドシンセがあることは分かった。

しかし以下のYAMAHAのウインドシンセはすでに発売中止(生産完了品)になっていた。

なので、AKAIとRolandを比べてみた。

AKAIは、Rolandより古くからウインドシンセを発売している。

なので、根強いファンも多いようだ。

主力はEWI 1500, EWI 1400, EWI USBの3機種だ。このEWIはイーウィと発音するらしい。

EWI1500
EWI1400
EWI USB

このうちで、EWI USBだけは、値段が安いのだが、音源が内蔵されていないので、このウインドシンセだけでは音は出せない。音を出すためには、専用の音源か、PCの音源ソフトを使わないと使えない。

なので手軽に練習したいと言う要望に合わないため、除外。

結局、EWIはデザイン的には良いのだが、運指がサックスではなく独自で、音がやはりRolandの方が生音ポイのと、昔、Rolandで楽器を設計していたので、Rolandの機種にすることにした。

ローランドのウインドシンセも実は下記の3種類ある。

Aerophone AE-10
Aerophone AE-05
Aerophone mini

最初は値段も安いし、デザインがシンプルなのでAerophone miniも良いなと思ったのだが、調べると運指がリコーダで音数も少ないので、これはやめることにした。

なので、最後はAerophone AE-10とAerophone AE-05の一騎打ち、使える小遣いを考えるとAE-05なのだが、色々調べると、搭載されている音と表現力では当然AE-10になる。

AE-10のスーパーナチュラル音色は、単なるPCM音源ではなく、息の吹き込み具合で音色を変化させることができるので、表現力が違うわけだが、使いこなすにはそれなりのトレーニング必要と言うことになる。

やはり、単音で主にメロディーを演奏するので、表現力が違うと言うのは大きなアドバンテージになる。

しかし、AE-05も値段が手頃で、一番新しいリリースなので、ブルーツルースでMIDI音源をコントロールできる等の魅力的な機能が追加されている。

最初はAE-05を購入するつもりでいたのだが、AKAIのプレーヤやAE-05はキーを押す時にカタカタ音がして、オモチャだとの酷評もあり、結局、Aerophone AE-10を選択した。

購入はネットで調べると、ノジマオンラインが他と比べて6,800円くらい安かったので、こちらで注文した。

https://online.nojima.co.jp/commodity/1/4957054507336/?gclid=EAIaIQobChMI9IKjx87n6gIVUB0rCh1GYwsMEAkYASABEgKFT_D_BwE

丁度、4連休前にネット注文したが、最短で5営業日なので、今月末か来月初めには手にすることができそうだ。

その前に一人コンボするために、調べることが増えた。

次には、セルフバックバンドの話も書こうと思う。